こんにちは。プラスチックカード印刷の専門店、バズ・プランニングです。
メンバーズカードの顧客管理で使われることの多いバーコード。その種類は100種類以上あるといわれています。
本記事では、生活の様々な場面で利用することが多いバーコードの概要や、メンバーズカード印刷時によく使われるバーコードの種類についてご紹介します。
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目次
バーコードとは?
バーコードとは、太さの異なるバーとスペースの組合せにより構成され、数字や文字などを機械が読み取れる形で表現したものです。
代表的なものとして、スーパーやコンビニのレジで読み取られる、商品に貼付されたJANコード(EANコード)が挙げられます。
バーコードは、バーコードスキャナと呼ばれる光学認識装置を使って読み取ります。
バーコードには大きく分けて2種類あり、一次元コードとよばれる黒と白の縞々で表現されるものと、二次元コードとよばれる黒と白のセル(ドット)で表現されるものです。
一次元コードとは?
一次元コードは、縞模様状の線の太さによって数値や文字を表す識別子の一種です。
仕組みとしては、数字・文字・記号などの情報を一定の規則に従い、一次元コードに変換しています。
これを主に店頭などで使われているレジや、流通過程で使用されている各種の管理用情報端末などの機械が、読み取りやすいデジタル情報として入出力できるようにしているものです。
1949年にアメリカで発明され、1952年に特許取得がされています。
1967年にアメリカの食品チェーン店が、レジスターの行列を解消させる方策として実用化されました。
日本では、代表的なものに『JANコード』があり、様々な商品、製品に使われています。
JANコードとは、日本工業規格(JIS)に定められている、商品識別番号とバーコードの規格です。北米のUPC(Universal Product Code)やヨーロッパのEAN(European Article Number)コードとほとんどの仕様が共通しており、互換性があります。
二次元コードとは?
二次元コードは、横(水平)方向にしか情報を持たない一次元コードに対し、横(水平)方向と縦(垂直)方向に情報を持つ表示方式のコードのことです。
横(水平)、縦(垂直)の両方向に情報を持っているため、記憶密度が高く小さな面積に多くの情報を格納できます。また、読み取りエラーの訂正により安定した読み取りが可能になっています。
二次元コードには、小さな正方形を上下左右に配列させたマトリックス型(マトリックスコード)と、一次元コードを上下に複数重ねたスタック型(スタックコード)があります。
二次元コードの代表例である、「QR(Quick Response)コード」は、1994年に自動車部品メーカーであるデンソー(現在のデンソーウェーブ)の開発部門が発明したマトリックス型二次元コードです。データ読み取りや店頭決済用コードとして世界中で多用されています。
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一次元コードと二次元コードの違いとは?
①格納できる情報量が違う
一次元コードは、情報が横(水平)方向のみに対し、二次元コードは、横(水平)方向と縦(垂直)方向に情報を持っているため、非常に多くの情報が格納できます。一次元コードに比べ二次元コードの情報の記録密度は20~100倍となっています。
②小さな面積で表示が可能
二次元コードは、単位面積当たりのデータ量が多くデータ記録密度が高いので、一次元コードと同じ情報量を入れる場合にも印字スペースを小さくすることができます。
③エラー訂正が可能
一次元コードではエラーの検出はできますが訂正ができないのに対し、二次元コードはラベルの汚れやかすれに強く、使用環境に応じたエラー訂正を行うことができます。
主なバーコードの種類
ここでは、代表的なバーコードの種類について解説していきます。
一次元コード
JAN/UPC/EANコード
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解説 |
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桁数 |
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文字の種類 |
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Interleaved 2 of 5(ITF)コード
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解説 |
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桁数 |
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文字の種類 |
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NW-7(CODABAR)
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解説 |
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桁数 |
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文字の種類 |
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コード39(CODE39)
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解説 |
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桁数 |
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文字の種類 |
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コード128(CODE128)
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解説 |
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桁数 |
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文字の種類 |
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二次元コード
QRコード
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解説 |
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型 |
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容量 |
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QRコードについてはこちらの記事で詳しく説明していますので、合わせてご覧ください。
Data Matrix(Data Code)
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解説 |
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型 |
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容量 |
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Maxi Code
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解説 |
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型 |
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容量 |
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PDF417
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解説 |
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型 |
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容量 |
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バーコードでの顧客管理をおすすめする理由
バーコードでの顧客管理は、仕組みがシンプルで、なおかつスキャン作業だけで情報を読み取れることから、業務の効率化や顧客情報の管理ミスを防ぐ効果が期待できます。
速やかに正確な情報が記録できるため、ヒューマンエラーの防止にも役立つことでしょう。バーコード付きの会員カードを導入することで、会員番号の手打ち入力が不要になります。ヒューマンエラーは業務品質の低下につながるため、このような点を改善したい方は積極的に導入することをおすすめ致します。
ちなみにバーコード自体は、数字、アルファベット、記号を組み合わせた「文字列」を表しているに過ぎません。
バーコード自体に顧客情報を持たせているのではなく、あくまでも「会員No.」を表現しているだけです。顧客管理を行うためには、POSレジや顧客管理システムが必要ですのでご注意ください。
新たにPOSレジを導入する場合、近年、クラウド型が主流になっています。
バーコードカードによる顧客管理もできる代表的なクラウド型POSレジとして、スマレジのご紹介をしておりますのでご参照ください。
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会員カードにおすすめのバーコード仕様
会員カードやハウスカードにおすすめのバーコードは『NW-7』や『コード39』になります。
主な理由は2点です。
- 桁数を任意で決められる
- 数字の他にアルファベットも使える
会員番号の構成として、アルファベットで支店ごとに区分したり、顧客種別ごとに区分したりする工夫もできますし、桁数も想定顧客数に合わせて決められます。
ただし、システム側で認識する仕様を限定している場合があります。あらかじめシステム提供側(システム会社やベンダー)に、適合するバーコード仕様を確認しておくことをおすすめします。
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