こんにちは。プラスチックカード印刷の専門店、バズ・プランニングです。

皆さんは「バイオマスマーク」をご存知ですか?

生物資源であるバイオマスを利用した商品につけられており、レジ袋や日用品などの多様な商品が認定されています。
今回はバイオマスマーク取得のメリット・デメリットや「バイオマスマークとバイオマスプラマークの違いは?」と疑問をお持ちの方に、それぞれのマークの意味やバイオマスを利用したカードについても解説します。ぜひ最後までお読みください。

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目次

  1. 「バイオマス」とは?
  2. バイオマスマークとは?
  3. バイオマスマークはどんな商品につけられているの?
  4. バイオマスマーク取得のメリット
  5. バイオマスマーク取得のデメリット
  6. バイオマスマークとバイオマスプラマークの違いとは?
  7. バイオマス素材を利用したカードとは? 
  8. プラスチックカード印刷も環境配慮型商品を 

「バイオマス」とは?

そもそも「バイオマス」とは一体何でしょうか?バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表し、動植物などから生まれた有機性資源の総称です(石油などの化石燃料を除く)。
具体的には、食品廃棄物、家畜排泄物、稲わら、もみがら、木くず、紙、生ごみ、海草、プランクトンなどを指します。

バイオマスは主に、家畜排泄物、製材工場残材や下水汚泥などの「廃棄物系資源」、稲わら、林地残材などの「未利用資源」、でんぷん資源(とうもろこしなど)や油脂資源(なたねなど)の「資源作物」に分類されます。

化石燃料とは異なり、大気中で新たに二酸化炭素を増加させない「カーボンニュートラル」(二酸化炭素の増減に影響を与えない)な資源であり、持続的に再生可能な資源であることが特徴です。

バイオマスマークとは?

「バイオマスマーク」とは、生物由来の資源(バイオマス)を利用し、品質および安全性が関連する法規、基準、規格等に適合している商品に使用されます。一般社団法人 日本有機資源協会(通称:JORA)が認定する環境商品につけられるマークです。

バイオマスマークのデザインは「地球から伸びるクローバー」が元となっており、左側はバイオマス製品(Biomass Product)の頭文字であるBの裏文字、右側はPをかたどっています。
また、矢印は大気中の二酸化炭素増減に影響を与えない性質であるカーボンニュートラルを表し、マークの中の数字は「バイオマス度」を示しています。
「バイオマス度」は、商品の乾燥重量に対して使用したバイオマスの乾燥重量の割合を%で示したものです。

参考:一般社団法人 日本有機資源協会(JORA)『バイオマスマーク

バイオマスマークはどんな商品につけられているの?

バイオマスマークは、含まれているバイオマスの割合が乾燥重量10%以上で、かつ品質および安全性が確認されたバイオマスマーク認定商品に表示することが可能です。

木材をそのまま使用した机や紙、原毛皮や骨、種子、花きなどの粗製品は、バイオマスを利用していますが、認定の対象にはなりません。また、食品や医薬品も対象外です。

バイオマスマーク認定商品は広い分野に及びます。例えば、レジ袋や食品容器などの日用品、衣料品やインキ、緩衝材、事務用品、機械の部品、園芸用資材などさまざまな商品が認定されています。

認定商品は、一般社団法人 日本有機資源協会(JORA)の認定商品検索ページ:https://www.jora.jp/biomass_list/ から検索ができます。

参考:一般社団法人 日本有機資源協会(JORA)『バイオマスマーク

バイオマスマーク取得のメリット

近年では、環境意識の高い消費者や企業も増えています。バイオマスマークを取得することで、具体的にどのようなメリットがあるのか解説していきます。

消費者への良質なアピールとなる

バイオマスマークを取得することで、環境に配慮した商品であることを消費者にアピールすることが可能です。
社会貢献活動や環境問題の解決に積極的な企業の商品を選択する消費者に向け、自社商品への購買意欲が高まる可能性があります。

従業員の環境意識の向上

バイオマスマークを取得するにあたっては、データの解析や情報収集をはじめ、環境問題について学ぶ姿勢が重要となります。
こうした取り組みにより、環境に対する従業員の意識が向上していきます。
一人一人の意識が高まることで、より環境に配慮したサービスや商品開発をしやすくなるという好循環が生まれやすくなります。

バイオマスマーク取得のデメリット

反対に、バイオマスマーク取得にあたってのデメリットはどんな点でしょうか?

認定審査料や使用料が必要

バイオマスマークを取得・使用するには、

  1. 認定審査料:22,000円/件
  2. 変更審査料:11,000円/件(ただし、専門的知見が必要で審査を要する変更申請の場合のみ)
  3. 使用料:132,000円/件(使用契約締結日から2年毎)
  4. 使用更新料:5,500円/件(使用契約更新時毎)

がかかります。

取得件数毎に加算されるものですので、バイオマスマークの認定を取得するか否か、判断の参考にしてみてください。

バイオマスマークとバイオマスプラマークの違いとは?

バイオマスマークと名称がよく似ているマークに「バイオマスプラマーク」があります。

バイオマスマークが、生物資源(バイオマス)の割合が「10%以上(乾燥重量)」で、品質および安全性が一定基準を満たす商品に表示できるマークであるのに対し、バイオマスプラマークは、原料組成中のバイオマス由来成分を、25.0重量%以上であることを認証するマークです。日本バイオプラスチック協会(JBPA)が認定しています。

バイオマスプラマークを取得する場合には、JBPAの会員(正会員・賛助会員・マーク会員)のいずれかになる必要があります。

参考:日本バイオプラスチック協会

バイオマス素材を利用したカードとは?

バズ・プランニングでは、バイオマス素材を利用したカードとして、株式会社ユポ・コーポレーションの提供するユポ・グリーン®を活用したカードを「バイオマスカード」としてご提案しています。

厚さ 0.3mm
環境対応アプローチ
  • 原料に植物由来のバイオマス樹脂を活用し、石油由来樹脂の使用量を減らすと共に二酸化炭素排出量を抑制
  • サトウキビの光合成と廃棄焼却時のカーボンオフセット

ユポグリーン®シリーズは、主原料の化石燃料由来樹脂の一部を植物由来のバイオマス由来樹脂で代替配合し、温室効果ガス(CO2)排出量削減に寄与する環境配慮型の製品です。

厚手「ユポグリーン」の菊全判(636mm×939mm)1枚当たりで約1時間の蛍光灯消灯と同等の効果が、また250枚では1500ccのガソリン削減と同等のCO2削減効果が見込めます。

参考:株式会社ユポ・コーポレーション『ユポグリーン®シリーズ

≫まずはカードサンプルを請求する(無料)※バイオマスカードご希望の方はメッセージ欄に「バイオマスカード」とご記載下さい。

プラスチックカード印刷も環境配慮型商品を

バイオマス素材を活用した商品を選択することで、地球温暖化の原因となる温室効果ガスを増やさず、安全な循環型社会の形成に貢献することが可能です。バズ・プランニングではSDGsや環境負荷に配慮したカードをご用意しています。詳しくはこちらをご覧ください。

SDGsや環境負荷に配慮したカード製品3選

 

話題のSDGsテックについては、こちらの記事で詳しく解説されています。あわせてご確認ください。

参考:徹底解説! 話題のSDGsテック~導入事例やメリット、デメリット|株式会社パラダイムシフト

 

プラスチックカード印刷専門店のバズ・プランニングでは、さまざまな制作実績がございます。ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

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2023年6月7日 4:54 pm Published by

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This post was written by Buzz planning