こんにちは。プラスチックカード印刷の専門店、バズ・プランニングです。

皆さんは「Hi-Coカード」をご存知ですか?

私達の身近には、磁気を帯びたものが多く存在し、その影響を受けて磁気不良によるカードのエラーが起こるケースがあります。
そのエラーを防ぐため普及が広まっているのが「Hi-Coカード」です。
本記事では、Hi-CoカードやLo-Coカードについて解説いたします。ぜひ最後までお読みください。

>>まずはプラスチックカードサンプルを請求する(無料)

目次

  1. Hi-Coカードとは
  2. Oe(エルステッド)とは
  3. Hi-Coカード普及の背景
  4. 広がるHi-Coへの切り替え
  5. Hi-Coカードの磁気が損傷することは?
  6. Lo-CoカードをHi-Coカードに変えるメリット

Hi-Coカードとは

Hi-Coカードとは、従来の磁気カードと比べ磁気ストライプの保磁力を強くすることによって、磁気ストライプのデータを損傷しにくくしたカードです

Hi-Coとは、“High Coercivity”(高保磁力)の略で、「ハイコ」と呼びます。

Hi-Coは、2750 Oe(エルステッド:磁界強度の単位。次項で説明)の高い保磁力の磁気ストライプで、従来の磁気ストライプより、外部の磁気接触による耐性が飛躍的に向上したものです。

通常の使用では磁気破損の可能性は低いため、頻繁に読み取られる用途や長期間の使用が想定される場合に適しています。

>>まずはプラスチックカードサンプルを請求する(無料)

Oe(エルステッド)とは

エルステッド(英語: oersted、記号: Oe)とは、CGS電磁単位系およびガウス単位系において一貫性のある磁場の強さ(磁界強度)の単位です。

Oe(エルステッド)の値が高くなるほど、保磁力が高くなります。

名称は1820年に電流の磁気作用を発見したハンス・クリスティアン・エルステッドに由来しています。

>>まずはプラスチックカードサンプルを請求する(無料)

Hi-Coカード普及の背景

日本で多く使用されているのは、低保磁力の磁気ストライプカード(Lo-Coカード)です。

Lo-Coとは、“Low Coercivity”(低保磁力)の略です。Lo-Coは650 Oeの低保磁力の磁気ストライプになります。
低保磁力の磁気ストライプは書き込みの際にあまり磁気エネルギーを必要としないので、書き込み用の装置が高保磁力のものより安価な為、多く普及しています。

しかしながら、近年、電子機器の普及により、外部の磁力の影響を受ける機会も増加しており、低保磁力のカードでは、書き込まれた情報が使用できなくなることがあります。その対策として使われているのが、高保磁力のHi-Coカードです。

>>まずはプラスチックカードサンプルを請求する(無料)

広がるHi-Coへの切り替え

Hi-Coはカードだけでなく、他分野でも切り替え需要が高まっています。
代表的な例として、銀行の通帳があります。

通帳の裏面にある磁気ストライプの内容は、日常生活でスマートフォンやパソコン、テレビ等の磁力によって損傷すること(磁気エラー)があり、一時的に通帳の利用ができなくなることがあります。
磁気ストライプの保磁力を強力にすることでより安心して利用することができます

バズ・プランニングでは、現在使用中の磁気カードからHi-Coカードへの切り替えのご相談を承っております。
磁気テープに磁気情報が入っている場合、エンコードの内容や仕様を確認する必要がありますし、中には磁気情報がプロテクトがされていて、既存の発行元以外のサードパーティーでは作成できないケースもあります。
切り替えをご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。

詳しくは別記事にて解説していますので、こちらも合わせてお読みください。

=関連記事=

>>まずはプラスチックカードサンプルを請求する(無料)

Hi-Coカードの磁気が損傷することは?

Hi-Coカードは、従来のものより磁気ストライプの保磁力が強いですが、より強力な磁力が発生する場合、損傷するおそれがあります。

実際に、強い磁石などに磁気カードを接触させてしまい、磁気不良を起こした経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
強い磁力を発するものからは、できるだけ遠ざけて保管、管理する必要があります

別記事にて、磁気カードの特徴について解説しています。こちらも合わせてお読みください。

=関連記事=

磁気カードは、診察券にもよく使われています。ソフトウェアと連携させやすく、患者情報や次回予約日時などを見やすく印字できるため、多くの病院で採用されています。
別記事にて、診察券の素材や種類についても解説しています。こちらも合わせてお読みください。

=関連記事=

また、企業や自治体が独自に発行している「地域電子通貨」にも、磁気ストライプカードを専用端末に読み込むものがあります。
別記事にて、地域電子通貨の仕組みについても解説しています。こちらも合わせてお読みください。

=関連記事=

>>まずはプラスチックカードサンプルを請求する(無料)

Lo-CoカードをHi-Coカードに変えるメリット

Lo-CoカードをHi-Coカードに変えるメリットについて解説いたします。

コストの削減

低保磁力の磁気ストライプは、書き込みの際にあまり磁気エネルギーを必要としないので、書き込み用の装置が高保磁力のものより安価になります。

Lo-Coカードと比べて、Hi-Coカード本体のコストは若干高くなりますが、代わりにカード本体の有効期限が長く、周囲環境の磁気に強いため、消磁でカードを再発行する機会が減ります。
そのため、カードの管理負担も少なくなり、長期使用を考える場合は、Hi-Coカードの方が全体のコストが低くなります

磁気データの安全性の向上

一般的に磁気カードは磁力の影響を受けやすいため、カードに記録された磁気データが消磁する可能性があります。
特に磁気が強い環境に長時間接する状況に置かれると、その可能性が更に高くなります。

Hi-Coカードは磁気に強いため、カードに保存されたデータが消えにくくなり、その結果、安全性が高まります。

別記事にて、磁気カードの概要やメリット・デメリット、セキュリティ対策のポイントについて解説しています。
こちらも合わせてお読みください。

=関連記事=

Hi-coカードの作成は、バズ・プランニングにお任せ

Hi-coカードの作成は、バズ・プランニングにお任せください。プラスチックカード印刷専門店のバズ・プランニングでは、さまざまな制作実績がございます。ご不明な点があれば、お気軽にご相談ください。

他社には無いバズ・プランニングだけの「安心取引12サービス」で、初めてのHi-coカード作成も、経験豊富なスタッフが丁寧にサポート致します。
実際にどれくらいの価格で印刷できるのか気になる方は「価格表一」をご確認ください。

初めての方でも安心してご注文頂けるよう、無料サンプルをご用意しております。

>>「無料サンプルを請求する」

サンプルカード画像

2024年11月21日 4:12 pm Published by
Tags: ,

Categorised in: ,

This post was written by Buzz planning