こんにちは。プラスチックカード印刷の専門店、バズ・プランニングです。
自社の株を保有してくださっている株主様に向け、自社商品やサービスなどを贈る株主優待。
上場企業の多くが実施しており、株主優待カードを発行する企業も存在します。
しかし、幅広い世代に喜ばれる商品やサービスの選定は案外難しいもの。悩みを抱えておられる担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、株主優待カードを作りたいとお考えの方に、株主優待の概要や導入企業事例、メリット等について解説いたします。
目次
株主優待とは?
株主優待とは、株式会社が一定数以上の自社の株券を権利確定日に保有していた株主に、自社商品やサービスなどを与える優待制度です。
株主優待は任意制度のため、すべての企業が実施しているわけではありませんが、株主を増やすため優待制度を充実させる企業も増えています。
また、安定して株を保有する株主を増やしたい意図から、長期保有株主を優遇する制度を設ける企業もあります。
長期保有優遇制度は、一定期間以上株式を保有することにより、優待内容がアップグレードする株主優待のことです。
株主優待の主な内容
株主優待には、企業によって様々な商品やサービスが用意されています。
その主な内容として、自社製品、商品券、買い物や運賃の割引券の提供等があります。
ここでは、人気の高い株主優待をいくつかご紹介していきます。
株主優待カード
株主優待カードとは、店舗で買い物をした際に料金が割引されたり、催し物に無料で入場できるなどの特典が付随したカードです。
特定の店舗で買い物をする方や、映画をよく見る方など、使いやすくお得感が大きい株主優待といえます。
食事券
ファーストフードやファミリーレストラン、居酒屋等の食事代が割引になる食事券も、人気の高い株主優待のひとつです。
グループ店舗で使える優待食事割引券として紙製の綴りタイプになっているものや、冊子、プリペイドカードなどがあります。
株主自身だけでなく複数人で使える優待もあり、ご家族やご友人と一緒によく外食を利用する人にはお得な株主優待といえるでしょう。
自社製品
食品や飲料等、自社製品の詰め合わせも定番の株主優待です。
株主側は、普段の生活で消費している物であれば優待を有効活用でき、株主優待を出す企業側も、自社の商品であるためコストを抑えて、株主に利益を還元できる、双方にメリットを感じられる株主優待のひとつといえます。
株主優待のメリット
ここでは、株主優待のメリットについて解説していきます。
株主の増加
個人投資家の中には、株主優待に興味を持ったことがきっかけで投資を始める人や、優待品を目的に株を保有する方も多くいます。
株主優待は株主だけでなく株主を増やしたい企業にとっても良質な制度です。
安定株主の確保
優待を目的に株を保有している個人投資家の場合、株価や企業の業績に多少の値動きがあっても、優待内容に魅力を感じている限り、株を保有し続ける傾向にあります。
万一、株価が下がった場合でも投資家にとっては安く優待を手に入れられるチャンスと捉え、下値で購入できるメリットもあります。
株価変動を抑え、安定株主を確保しておきたい企業にとって優待制度は大変有効な方策です。
自社製品の宣伝効果
株主優待を提供することで事業内容に触れてもらう機会を持つことができ、自社のファンを増やすきっかけになります。
自社製品やサービスを株主優待の内容にすれば原価に近い価格で提供できるため、コストを抑えた宣伝効果も期待できます。
株主優待のデメリット
魅力的な点が多い株主優待ですが、以下のようなデメリットがあります。
コストがかかる
企業側のデメリットとして考えられるのは、費用の問題です。
株主が数万人単位ともなると優待実施の費用は莫大なものになります。
優待品そのものだけでなく、梱包や配送等で膨大な費用がかかることもあります。
自社製品や少額のギフトカードの贈呈で株主一人に対するコストを抑えたり、優待を長期保有株主のみに絞るなどしてコストを削減し、配当金に力を入れる企業もあります。
優待制度廃止による株価下落リスク
近年では、業績悪化等で株主優待を廃止したり、改悪する企業も中には存在します。
優待制度を廃止したり改悪した場合、優待目的の投資家による売却が株価を下げる恐れがあります。
優待制度を手厚くしている会社ほど、株価下落リスクは高まるため、注意が必要です。
優待制度に魅力を感じていない投資家の存在
大量に株を保有する機関投資家の場合、優待自体を必要としないため、保有株数と優待内容が比例しない点があります。
そのような投資家の中には、自分たちが享受できない優待費用が企業から出ていってしまうことを嫌う声も聞かれます。
企業側はこうした投資家の存在も注視しておく必要があるでしょう。
株主優待カードを導入している企業事例
ここではプラスチックカード製の株主優待カードを導入している企業をいくつかご紹介します。
松竹株式会社
映画の製作・宣伝・配給や、歌舞伎や演劇の企画・製作・興行を行う松竹株式会社。
株主優待カードを利用することで映画優待や演劇優待を受けることができます。
株主優待カードは磁気テープ付きプラスチックカードで、ゴールドカードとシルバーカード(ファミリー用)の2種類。
券面にはカード番号、優待番号、株主の氏名が記載されています。所有株式数に準じて貸与されます。
参照:松竹株式会社「株主優待のしおり」
イオン株式会社
大手流通グループであるイオン株式会社。年2回の配当金と、株主優待カード(オーナーズカード)の提示によりお買い物特典等を受けることができます。
株主優待カード(オーナーズカード)は磁気テープ付きプラスチックカードで、オーナーズカード番号や株主の氏名が記載されています。
持株数に応じて、お買上げ金額合計に返金率を乗じた金額が半年ごとに返金されます。
参照:イオン株式会社「株主優待制度」
三越伊勢丹ホールディングス
百貨店大手である三越伊勢丹ホールディングス。株主優待カードの提示により、グループ各店舗での買い物や飲食代を利用限度額の範囲内で10%の割引、および、グループ会社、提携施設における優待が受けられます。
株主優待カードはプラスチック製のカードです。読み取り用のバーコード、カード番号や有効期限が記載されています。
参照:三越伊勢丹ホールディングス「株主様ご優待制度」
株式会社高島屋
こちらも百貨店大手である株式会社高島屋。株主優待カードの提示により、高島屋各店での割引対象商品の買い物につき、利用限度額の範囲内で10%の割引を受けられます。
株主優待カードはプラスチック製のカードで、株主番号や有効期限が記載されています。
参照:株式会社高島屋「株主優待制度のご案内」
すかいらーくホールディングス
ファミリーレストラン大手のすかいらーくホールディングス。株主優待カードとして3種類のカード(2,000円、3,000円、5,000円)があり、税込価格より、額面の範囲で500円単位で割引を受けることができます。
株主優待カードは薄型のPET系カードです。額面の他裏面にはカード番号やPIN番号が記載されています。
参照:すかいらーくホールディングス「株主優待制度」
株主優待カードはプラスチックカードがおすすめ
株主優待カードは、プラスチックカード製がおすすめです。
しっかりとしたプラスチックカードは株主としてのステータスを演出することもできますし、株主の氏名や個別の優待番号を一枚ずつ可変印刷で施すこともできますので、特別感を持っていただけることと思います。
綴り券のようなタイプですとその都度出すのが億劫に感じる方も多く、プラスチックカード製であればそのような煩わしさも回避できます。
長期保有の株主優待特典としても喜ばれることでしょう。
※なお、弊社ではクレジット機能のついたカードの作成は行えませんので、予めご了承ください。
株主優待カードにおすすめのカード仕様
株主優待カードには、厚みのあるPVC(塩ビ性)のプラスチックカードか、薄いPETカードがおすすめです。
どちらもフルカラー印刷が可能です。
株主氏名を個別に印刷するなら厚みのあるプラスチックカード、優待番号のみの印刷であればPETカードが対応しています。
また、一人の株主に対して原則一枚発行する、長期的に利用可能な優待カードの場合は、プラスチックカード、一人の株主にそれに対し、一人の株主に複数枚発行する、金券的な優待カードであればPETカードが適しています。
種類 | 特長 |
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また、株主優待カードを送る際に「カード台紙」もおすすめです。
バズ・プランニングでは、タントボードを使用した上質な手触りの紙製の『プラスチックカード専用ケース』をご用意しております。
詳しくは下記リンクよりご確認ください。
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