こんにちは。プラスチックカード印刷の専門店、バズ・プランニングです。
ユーザーにも事業者側にも多くのメリットがある会員証。一般的な紙製やプラスチックカードタイプのものから、近年ではデジタル会員証も普及が広がっています。
本記事では、会員証の概要や種類、作成事例について詳しく解説します。
目次
- 会員証とは?
- 会員証の種類
- 会員証に記載される項目
- 会員証を発行するメリット
- デジタル会員証とは?
- 会員証機能のある会員アプリの事例
- デジタル会員証のメリット
- デジタル会員証のデメリット
- プラスチックカードの会員証がなくならない理由
- 会員証の制作実績・事例
- まとめ
会員証とは?
会員証とは、ある団体、組織に入会している会員に対して、その身分を証明する証明証です。
会員証は、図書館やスポーツジムなどのカードのように提示して会員だと証明する役割を果たすものと、来店や購入で割引や特典が発生するタイプのものがあります。
会員証の種類
会員証には、どんな種類があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
- 図書館やスポーツジムの会員証・・・図書館での本や雑誌の貸し出しや、スポーツジムを利用する際に使用するもの。
- ショップのメンバーズカード・・・店舗でポイントの付与やサービスを受けられるもの。
- ファンクラブの会員証・・・芸能人のマネジメント会社などが発行するもの。また、愛好家が集まり結成しているファンクラブで発行されるもの。
- 趣味などが共通で集まったチームや団体の会員証・・・チーム・団体の一員として認める証明証。
- 団体が発行する会員証・・・学会や商工会議所などの団体が、会員および法人に発行する証明証。
会員証に記載される項目
会員証を作成する際に、記載が必要と思われる内容としては、下記のような項目があります。
- タイトル(「会員証」MEMBER’Sなど)
- 会員者名
- 会員番号
- 団体名・連盟・チーム名など
- 有効期限
- 本文(「会員として証明いたします」など)
- 発行元の代表者氏名や代表印、ロゴなど
会員証を発行するメリット
小売やサービス業の場合は、会員証を作成、配布することで顧客の囲い込みになり、独自のサービスに繋げることができるといったメリットがあります。
顧客の行動や趣向などの情報を収集することも可能になり、必要に応じたサービスを打ち出すことも可能です。
また、お財布の中にある会員証を見るとそのお店を思い出すため、来店につながることがあり、広告効果も期待できます。
法人の場合は、会員証を掲示することで、企業への信頼を高められるというメリットがあります。
例えば、商工会議所会員であることを証明するために発行される会員証は、ステッカータイプのものもあり、事業所の玄関や入口などに貼られているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。
このように会員証は会員企業の輪を拡げるアイテムの一つであるともいえます。
ファンクラブの場合は、会員証を発行することで、付加価値が高まるというメリットがあります。
会員証の存在そのものがファンの証として特別感があるので、入会特典として必須アイテムになるのです。
デジタル会員証とは?
会員証は紙やプラスチック製のカードが一般的ですが、近年スマートフォンの普及によりデジタル会員証(会員証アプリ)も増えてきています。
デジタル会員証(会員証アプリ)とは、スマートフォンアプリに会員証機能を持たせ、ユーザー情報や来店ポイント等を管理するサービスです。
従来の会員証の機能はもちろんのこと、会員へのメッセージ配信、キャンペーン告知等、様々な施策も実現できることが特徴です。さらに、会員の来店履歴や購入履歴のデータ化を通じて、顧客行動の分析や実店舗の効率化等へと横断的に活用できます。
会員証機能のある会員アプリの事例
ここでは、会員証機能の付いている会員アプリの一例をご紹介します。
その多くは、個人消費者向けの小売り、サービス業で活用されています。
無印良品
無印良品のアプリには、店舗・商品の検索機能、通販機能、店舗チェックイン機能、会員証機能などがあります。
商品購入時に会員証を提示したり、店舗チェックインをすることによってマイルが貯まり、そのマイルに応じてクーポンが発行され、買い物に利用することができます。
ユナイテッドアローズ
オンラインストアと会員証機能がひとつになったユナイテッドアローズのアプリ。
商品検索、オンラインストアで使えるクーポンやセールの情報など、さまざまなコンテンツが充実しています。お気に入りのブランドやカテゴリーを検索条件に保存すれば、アプリでいつでもすぐにチェックすることができます。
スターバックス
スターバックスのアプリには、店舗・商品の検索機能、通販機能、ギフト機能の他、会員証(スターバックスカード)機能があり、既存のプラスチックのカードをデジタル登録、カードへの入金が可能になっています。
スターバックスカードで支払いをすることで、50円ごとにStarを集めることができ、一定のStarを集めると商品と引き換えることができるようになっています。また、コーヒーセミナーに早く予約ができたり、店舗で新しく発売されるビバレッジやグッズ、プレゼントなどの情報を一足早く先行告知メールとして受け取ることができます。
デジタル会員証のメリット
デジタル会員証のメリットについて解説します。
メリット① 適切な情報配信でリピート率の向上が期待できる
デジタル会員証の導入により、店舗からキャンペーンやクーポンなどのセールス情報、予約の確認などがプッシュ通知で配信しやすくなり、利用率の向上が期待できます。
プッシュ通知以外にも、アプリ内にWebサイトのようにシーズンに応じたキャンペーンバナーを設置したり、限定商品の紹介等、幅広い購買訴求が実現可能です。
メリット② 会員情報を利用して属性別の販促施策が可能になる
会員情報とアプリの連携を行うことで、ユーザーの属性別にクーポンの配布や新商品告知、ポイント付与などの会員属性にあわせた販促施策をアプリ上で行うことができます。性別や年齢、居住地域などで細かく分類できるので、ユーザーの属性に合わせたキャンペーンやクーポン情報をオンラインで配信することが可能です。
メリット③ 広告費用を削減できる
デジタル会員証のメッセージやプッシュ通知を活用することで、直接ユーザーへ自社のキャンペーン情報やクーポンを届けられます。リピーターに向けた広告掲載の頻度を減らせるため、広告費の削減につながります。
デジタル会員証のデメリット
反対に、デジタル会員証のデメリットはどんな点が挙げられるでしょうか。詳しくみていきましょう。
デメリット① アプリをインストールしてもらうハードルが高い
お客様のスマホに新しいアプリをインストールしてもらう作業は、想像以上にハードルが高いものです。お店に対する好感度や信頼度がなければ、インストールの面倒さが上回ってしまい、インストールして貰えません。個人情報の入力なども店頭でお客様が行うケースがあり、お客様に会員登録の手間を取らせているとも言えます。
インストールをして貰う為には、ポイントシステムの充実や、会員メリットの訴求が必要になります。
デメリット② 開発コスト、運用コストが高額になる場合がある
デジタル会員証を導入するには、アプリの開発コストに加えて、会員情報の移行費や維持費などのランニングコストが発生することが想定されます。
独自ブランドの名前を関したアプリの開発は高額になり、中小企業や個人商店では導入のハードルが高くなります。
また、デジタル会員証に不慣れな顧客からの質問が殺到することも考えられます。そうなると、通常時より多くのスタッフを配置する必要があり、より多くの人件費がかかる恐れもあります。
アプリ単体の価格だけで判断するのではなく、様々な場面をシュミレーションし、導入から運用までに必要なトータルコストを確認することが重要となります。
デメリット③ 顧客情報を移行する際の工数がかかる
物理的な会員証から会員証アプリへの情報移行はそれなりの時間と労力がかかります。Excelなどに登録している既存のデータの情報を移行させる必要があり、顧客の数が多ければ多いほど、その作業に時間がかかります。
また、会員証アプリ導入当初は顧客に対して、アプリのインストールと登録を促す必要があります。移行期間中は、カードとアプリ両方で対応しなければならないため、顧客と店舗の従業員にストレスがかかることでしょう。
プラスチックカードの会員証がなくならない理由
プラスチックカードの会員証がなくならない理由の一つとして、スマートフォンの操作自体に不慣れなユーザーも存在することや、アプリのインストールに戸惑う顧客もいることを忘れてはいけません。
事例を挙げると、JAFカードのようにデジタル会員証に登録された方も、プラスチック製の会員証の保管を推奨している企業もあります。その点を踏まえると、すべての会員証をデジタル会員証に変更してしまうのは難しいと考えられます。
また、デジタル化の場合、ネットから情報が漏洩してしまうリスクを完全に無くすことは不可能です。事業者側もユーザー側も、共に情報漏洩を防ぐためセキュリティ対策を万全にしておく必要があります。
導入の気軽さ、運用の容易さ、ユーザーの馴染みやすさから、私たちは今後も物理的なプラスチックカード製の会員証は無くならないと考えています。
会員証の制作実績・事例
ここでは、弊社のプラスチック製会員証の制作実績を一部ご紹介します。
詳細は各ページをご覧ください。
本記事以外の事例やお客様の声はこちらにも掲載しております。
DTPPETカード製の会員証作成実績
和紙のちぎり絵を組み合わせたような背景デザインをフルカラー印刷で表現しています。PETカードなのに和の風合いが出て面白いデザインです。
金銀ヘアライン・マットブラックカード製の会員証作成実績
金銀黒VIPカード3種の基材を使って、会員グレード別のカードを作成しています。インパクトの強いロゴが箔押しで映えています。
まとめ
今回は会員証の概要や作成事例についてお伝えしました。
ユーザーにも事業者側にも多くのメリットがある会員証。近年はデジタル会員証の普及も目立ちますが、導入の気軽さ、運用の容易さ、ユーザーの馴染みやすさから、私たちは今後も物理的なプラスチックカード製の会員証は無くならないと考えています。
顧客に対する特典や戦略として、プラスチックカード製の会員証の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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