こんにちは。プラスチックカード印刷の専門店、バズ・プランニングです。
クリニックの開業にあたり、用意するもののひとつである診察券。
新たに診察券の作成をご検討中の方や、移転やリニューアルで診察券の変更を考えている方もいらっしゃるかと思います。
本記事では、リライトカードタイプの診察券について、その特徴や導入検討のポイントを詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
目次
リライトカードとは?
リライトカードのリライト(ReWrite)には再び書くという意味があり、券面に表示される情報(日付、時間など)を何度も書き換えることができるカードです。印字の書き換えは、使用環境や保管環境により異なりますが、スタンプカードやサーマルロイコPETカードのような追記タイプのカードとは違い、約500回は使用可能です。
※リライトカードは、加熱状態を制御することで印字・消去が可能になるため、専用のカードリーダーライターが必要です。
なお、別の記事で「リライトカードとは?」をテーマに、メリットやデメリットについても詳しく解説していますので、こちらも合わせてお読みください。
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リライトカードは情報の書き換えが可能
リライトカードは、一般的なカードサイズで、薄い質感が特徴です。
表面の銀色の印字エリアに白色で文字などの情報を印字でき、書き換えることができます。
また、地下鉄の一日乗車券など、文字が書き換えられないサーマルカードとは異なり、繰り返し使用が可能なため、診察券など長期にわたり使用されるカードのランニングコストの削減が期待できます。
熱で印字するため、リボンやトナー、シールなどの消耗品も必要ありません。
診察券に記載する内容は主なものとして、クリニック名、住所・電話番号、診察時間・休診日、患者様の名前、次回診察日の記入欄があります。
リライトカードタイプの場合、結婚などで患者様の名前が変わった場合などにも打ち直すことができるので大変便利です。
また、次回診察日の記入欄は、リライトカードタイプの場合、手書きタイプのようにシールを貼って次の診察日を記入するなどの必要がありません。
こんなクリニックの診察券におすすめです
リライトカードタイプの診察券の導入は下記のようなクリニックにおすすめです。
その理由をみていきましょう。
①患者様が予約日時を忘れることが多く困っている
カードに次回来院日時が表示されるため、予約忘れや電話での問い合わせの減少につながります。
②患者名などを手書きではなく印刷にしたい
患者様の名前をリライトプリンター(カードリーダーライター端末)で書き込みが可能です。リライトプリンターから印字されるため、手書きよりも間違いが減り、手書き特有の癖もないため見やすさがアップします。
また、書き換え可能な回数が多いため、1枚の診察券を長く使うことができます。
③紙やパウチフィルムタイプ診察券を使っている
紙製やパウチフィルムタイプの診察券は、プラスチックカードに比べ長期間の使用には不向きです。
リライトカードは、約500回書き換えができ、長期間の使用が可能です。
予約日時を手書きで記入している状況からも解放されます。
リライトカード診察券の導入検討のポイント
ポイント1:レセプトコンピュータ(レセコン)と連動させるかどうか
リライトカードを導入する際に検討するポイントは、
- スタンドアローンタイプ か
- レセプトコンピュータ(レセコン)と連動させるタイプ か
どちらを選ぶかという点です。
1.スタンドアローンタイプ
スタンドアローンタイプは、カードリーダーライター端末とリライトカードのみで運用ができます。
診察券の券面に次回来院予約日を印刷することが主な目的となります。
2.レセプトコンピュータ(レセコン)と連動させるタイプ
レセコンと連動させるタイプでは、電子カルテや予約管理システムとも紐ついているため、事務作業もワンスストップで簡略化できます。
ポイント2:メンテナンスコストについて検討する
もう一つのポイントはカードリーダーライターのメンテナンスコストです。
カードリーダーライターのメンテナンスには別売りのクリーニングキットが必要です。
また故障時の代替機をどのように手配するのかもあらかじめ確認しておく必要があります。
いずれも、クリニック全体のオペレーションに関わるため、クリニック専門の商社が卸している場合がほとんどです。
弊社にお問い合わせをいただくケースでは、診察券のランニングコストを抑えたいというニーズが多いです。
磁気面のフォーマット条件によっては制作対応が可能ですので、未使用の診察券を5枚程度お送りいただき、お問い合わせください。
リライト機能のない診察券運用について
リライトカードを使わない場合の診察券運用について考えられる素材は大きく分けて
いずれの場合も、患者さんの予約時間を診察券の裏側に記載して利用する場合は、数十回ほど記入すると書けなくなってしまいます。
予約表シールを活用する場合は、記入欄がいっぱいになったら貼り替えていく運用となります。
専用のカードリーダーライターが不要なのと、カード自体の単価はリライトカードと比較して安価なので、全体的な導入コストを抑えることができます。
プラスチックカード製の診察券をご検討の方はこちらの特集ページをご覧下さい。
また、下記の関連記事でも診察券について記載しています。
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・診察券の種類と特徴 9タイプの診察券仕様を徹底比較
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