こんにちは。
誰でも簡単にプラスチックカード印刷の注文ができる印刷通販、バズ・プランニングです。
今回は、近年重要度が高まっているギャランティカード(保証カード)について、知的財産権保護の観点も盛り込みながら、中小企業診断士でもある代表 中嶋(@buzzplanning)がまとめていきます。
目次
- ギャランティカードとは?
- ギャランティとワランティは何が違うの?
- ギャランティカードの目的は?
- コロナ禍でギャランティカードの重要度が増している?
- プラスチックカードがギャランティカードにおすすめな理由
- ギャランティカードに最適なカード仕様は?
- ギャランティカードを送るときにおすすめのカード台紙
- ギャランティカードの代表的な記載項目
- ギャランティカードの偽造問題
- ギャランティカードはICカードが最強説?
- ギャランティカードはコストではなく投資
ギャランティカードとは?
「ギャランティーカード」というのは、商品に付属している保証書や証明書のことです。貴金属、高級腕時計、高級美容商品、ブランド品などでその製品が正規品であることを保証するために付属される場合が多いです。
ブランドバックや時計などには、以前から標準で付属していましたが、最近では一点物のハンドメイド製品や食品、またモノではないサービスに対する保証など、さまざまなものに付けられています。
ギャランティとワランティは何が違うの?
「ワランティカード」と表現される場合もありますが、同じ意味と捉えて差支えないでしょう。
「Guarantee」(ギャランティ)
「Warranty」(ワランティ)
どちらも「保証」という意味ですが、英語圏では担保する範囲の違いで使い分けられているようです。
語源は同じとも言われており、日本においては保証書カードのことをギャランティカードやワランティカードと呼称しています。
ギャランティカードの目的は?
ギャランティカードを製品に付属する目的は、主に以下のようなことが挙げられます。
1)製品が正規品であることの証明
2)保証範囲と保証内容の明文化
3)知的財産権の保護
1)、2)は当たり前の目的ですが、3)知的財産権の保護という観点は、近年メーカーの経営課題としても重要度を増しています。
特にコピー品の流通は、メーカーが本来得られる利益を毀損しており、実害の面からもインパクトの大きな問題です。
もう一つの視点は、訴訟リスクの回避です。
コピー品を購入した消費者が、コピー品の不良によりケガや健康被害などのトラブルに見舞われた場合に自社を防衛する手段ともなり得ます。
つまり、「正規品ではない」という証明をするエビデンスとして、ギャランティカードと製品の紐付け対策が重要になるのです。
コロナ禍でギャランティカードの重要度が増している?
コロナ禍による感染拡大防止への取り組みや、新しい生活様式への対応により、あらゆる業種業態で非対面ビジネスへの転換が進みました。特に小売業においては、ネット通販への進出が顕著です。
ネット通販の一般化がさらに加速し、流通チャネルが多様化すると、消費者の利便性が高まる一方、参入障壁の低下により販売店の質が下がり、消費者が詐欺サイトやコピー品の被害に遭うリスクも高まります。
非対面ビジネスでは無店舗型の販売店も多く、信頼性の担保が困難な場合があります。玉石混交の中で消費者の「確かな製品を手に入れたい」というニーズも高まっています。同様にメーカーも「自社製品を適切な形で消費者に届けたい」というニーズが高まっています。
プラスチックカードがギャランティカードにおすすめな理由
弊社はプラスチックカード印刷の専門店です。
「ギャランティカード(保証書)」の作成はプラスチックカードがおすすめな理由をお伝えします。
1)高級感がある
プラスチックカード製のギャランティカードは紙の印刷に比べて高級感があります。製品本体が高価格帯であれば、ブランドコンセプトに相応しい付属品となり、付加価値が高まりますのでおすすめです。
2)破損しにくい
プラスチックカード製のギャランティカードは紙に比べて耐久性が高く、簡単に破損することがありません。水濡れにも強いです。大切な保証書ですから破損のしにくさはメリットです。
3)保管しやすい
保証書のサイズや様式には定型はないので、案外バラバラな形状をしています。このようなこまごましたものは自宅で保管がしにくいと感じたことはありませんか?一方カードサイズは定型ですので、カードフォルダで保険証、クレジットカード、キャッシュカード、診察券、マイナンバーカードなど、大切なカード類とまとめて保管しておくことができます。
ギャランティカードに最適なカード仕様は?
プラスチックカードもさまざまな仕様がありますが、ギャランティカードに最適なカード仕様はずばり、VIPカード(マットブラックカード、ヘアラインカード)かプラスチックカード(PVCカード、オンデマンドカード)です。
いずれの仕様も以下の特長があり、ギャランティカードの作成には最適です。
種類 | 特長 |
VIPカード
代表的なカード仕様
・マットブラックカード
・ゴールドヘアラインカード
・シルバーヘアラインカード
マットブラックカードは黒色の1枚板でできており、カードの断面まで黒色という特徴があります。VIPカードの3種の中でも最も高級感のある印象を与えます。
ゴールドカード・シルバ―カードは、プラスチックカードであるにも関わらず、金属的な質感があります。実際の金属(メタル)カードではなくプラスチック製ですので、価格も安価で、重量も軽いことが特徴です。VIPカード3種は、腕時計、貴金属アクセサリー、革製品など高単価商品への採用率が高いです。
プラスチックカード
代表的なカード仕様
・PVCカード
・オンデマンドカード
PVCカード・オンデマンドカードは、JIS-2規格に沿った仕様で、クレジットカードやキャッシュカードと同じサイズ・厚み(0.76㎜厚)のカード。 その為、財布などのカードホルダーに納まります。フルカラーの印刷が可能なため、ブランドロゴがフルカラー表現の場合でも安心して採用頂けます。数量が1000枚以上の場合はPVCカード(オフセット印刷)をおすすめしています。数量が1000枚以下の場合はオンデマンドカード(デジタルオフセット印刷)となります。厚手プラスチックカードは、高価格帯の商品からクラウドファンディングのサービス保証まで、さまざまなジャンルのギャランティカードとして採用実績があります。
ギャランティカードを送るときにおすすめのカード台紙
ギャランティカードを送る際に、より高級感や特別感を演出するために、「カード台紙」をお選びいただく方もいらっしゃいます。
バズ・プランニングでは、タントボードを使用した上質な手触りの紙製の『プラスチックカード専用ケース』をご用意しております。
詳しくは下記リンクよりご確認ください。
ギャランティカードの代表的な記載項目
ギャランティカードを提示することで、ブランドのメーカー保証による修理や、メンテナンスを受けられることもあります。
そのため「商品が正規品であり、正規ルートで購入した」という証明に関する情報を記載する場合が一般的です。
ギャランティカードに記載される主な項目は以下の3つに分類されます。
(1)購入機会の情報
(2)購入者の情報
(3)購入商品の情報
購入機会の情報の記載例
・購入店舗情報
・商品購入日
購入者の情報の記載例
・購入者の氏名
・購入者の会員番号
購入商品の情報の記載例
・シリアルナンバー、ロットナンバー
・購入した商品名
・購入した商品の型番・品番
ギャランティカードの偽造問題
コピー品対策として、ギャランティカードと製品の紐付け対策が重要になってきています。
しかしながら犯罪組織とはいたちごっこになっており、製品だけでなくギャランティカードそのものを偽造する手口が現れています。
これらの問題に対して、まずメーカーが実施している対策として「偽造されにくい保証書を添付する」というものがあります。つまり、紙より特殊な素材で作成するというニーズです。このニーズに対して弊社はプラスチックカード製「ギャランティカード」のご提案をしています。
紙の印刷に比べ制作には特殊な設備が必要なため、偽造のハードルが上がります。
ここからさらに、特殊加工を用いて通常のプラスチックカードより偽造を困難にするケースもあります。
特殊加工については、こちらでご紹介しておりますので、よろしければご覧ください。
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具体的にご検討のあるメーカー様は個別にお問い合わせください。
輸入高級ブランド靴、美容健康器具、宝飾品などで実績がございます。
<参考URL>
有名美容器具ReFaも公式HPでギャランティカードのコピーについて注意喚起
(*リンク先で掲載されているカードは弊社での実績ではありません)
ギャランティカードはICカードが最強説?
偽造が困難な方式としてICカードの活用も推奨しています。
ICカードには製造時に「ユニークID」という個別のコードが付されており、世界で1枚のカードとして唯一性を担保できるからです。
ユニークIDのリストを管理しておけば、ICカードリーダーなどでリストに登録されないギャランティカードの真贋判定ができます。偽造されることはまずありません。
今後も全世界でICカードの発行枚数は増えていくことが予想されてます。
ギャランティカードはコストではなく投資
今回はギャランティカードについてまとめました。
ギャランティカードは製品一つずつに付属するため、これを製造原価(コスト)として捉える経営者の方もいらっしゃると思います。
しかしながら、知的財産権の保護という経営課題として取り組む場合、これはコストではなくブランドを守り育てるための「投資」になります。
機能面での差別化が難しくなってきている中、メーカー各社はブランド作りへの投資が急務でもあるはずです。ギャランティカードの在り方についても是非一度ご検討ください。
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